目元のたるみのQ&A
上まぶたがたるんで目が重たい感じがします。どのような治療があるのでしょうか?
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「①眼輪筋の衰え」「②皮膚のゆるみ」「③脂肪の重み」大きくこの3つに分類し、症状に合わせた治療を行います。
①の眼輪筋の衰えは「眼瞼下垂」とよばれ、上まぶたをつり上げる筋肉(眼瞼挙筋)と瞼板の繋ぎがゆるくなり目の開きが悪くなります。眼瞼下垂の顔つきは、単純に上まぶたが下がり眠そうな目になるだけでなく、無理に瞼を挙げようとして眉毛が吊り上がり額に皺がよります。症状が進むと頭痛・肩こり、自律神経異常を引き起こすといわれています。眼瞼下垂の手術をすると視野が明るくなるばかりでなく、頭痛・肩こりなどの症状が楽になったと喜ばれる方も大勢いらっしゃいます。
<おすすめの施術>
眼瞼下垂(挙筋腱膜前転法)、切らない眼瞼下垂
②の皮膚のゆるみは、加齢によって皮下のボリュームが減少し、余った皮膚がたるんでいる状態です。この場合は、眉下切開やこめかみリフトで、余った皮膚を切除し、引き上げる治療がおすすめです。
ボリュームアップで改善するにはヒアルロン酸注入などがいいでしょう。
<おすすめの施術>
眉下切開、こめかみリフト、ジュビダームビスタ ボルベラXC
③の脂肪の重みで上瞼にたるみがでている場合は、高周波RFで脂肪層とたるんだ肌の引き締めを行うサーマクールという治療がおすすめです。脂肪の厚みが一定以上ある場合は目の上のたるみ取りが適応になる場合もあります。
<おすすめの施術>
サーマクールFLX、目の上のたるみ取り目元の「シワ」にはボトックスも効果的です。
ボトックスといえば、発達した筋肉の働きを抑制し、エラなどをほっそりさせる治療ですが、皮膚の浅い部分に広範囲で注射する「マイクロボトックス注射」という方法で、筋肉の表面組織だけの働きを弱めることにより、皮膚の表面を滑らかにしたり、シワを和らげることができます。
最近クマの下がたるんで膨らみが目立ってきて一気に老けたように感じます。膨らみの解消におすすめの治療はありますか?
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「目の下のたるみ取り」がおすすめです。
膨らみが気になる目の下のたるみには「目の下のたるみ取り」「切らない目の下のたるみ取り」の2種類がございます。
目の下のたるみ取りは、下の目のフチに沿って切開をし、余った皮膚の除去と目の周りの眼輪筋を処理する施術です。
対して、切らない目の下のたるみ取りは、切らずに施術を行います。
眼瞼結膜(あかんべーをした時の赤目の部分)に小さい穴をあけ、膨らみの原因である下眼窩脂肪を取り出して、たるんだ目の下をフラットにします。
脂肪を取り出したあと、伸びてしまった皮膚がシワとなって目立つ場合は、涙溝(tear trough)の凹みにヒアルロン酸を注入してフラットにさせることで、より自然に見えるように仕上がりのクオリティを上げています。
ヒアルロン酸は一時的なもののため、お客様自身の組織再生を促すベビーコラーゲン注射やプレミアムPRP×FGF皮膚再生療法などで肌内部の組織からシワの改善を図ることも可能です。
現在は、ほとんどの方が切らない目の下のたるみ取りでお悩みを解消しています。 目の上のたるみと凹みを両方を一度に治療することはできますか?
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目の上のたるみと凹みの度合いによって、できる/できないが変わってきます。
目の上たるみと凹みの度合いによって治療法は異なるため、一度診察をしてみないと判断はできませんが、例えば凹みが強い場合、細胞の再生を促すプレミアムPRP×FGF皮膚再生療法を行えば、凹みの改善とハリが出ます。
たるみの度合いが強い場合は、ひとつの施術で凹みも同時に改善することは難しく、照射による引き締め治療や眉下切開などで上眼瞼のたるみを改善してから、ヒアルロン酸やベビーコラーベンなどの注入療法を用いて凹みを改善します。
ただし、切開を伴う眉下切開などは、ダウンタイムが落ち着いてからの注入を行います。